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【比較】珪藻土と漆喰の違いを説明できますか?

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建築家 おすし
建築家 おすし
 お疲れ様です!
「思いをデザインする。」にお越し頂き、有難うございます。
管理人の「建築家 おすし」です。

※管理人のプロフィールは、こちらから!

マイホームには、
自然素材の優しい材料を使いたいな~

この記事は、こんな人におすすめ!

・インテリアをどうするか迷われている方
・おしゃれな一工夫を知りたい方
・珪藻土,漆喰を採用しようか迷われている方

 

前回の投稿で
健康素材の「エコカラット」を紹介しました。
※まだご覧になられていない方は、こちらをご覧下さい。

「エコカラット」の採用で
壁の余白を楽しむことができ、
おしゃれな空間を演出する方法を紹介しました。

今回は、
天然素材の「珪藻土と漆喰」を紹介します。

聞いたことあるけどよくわからない!
という方も多いのではないでしょうか。

エコカラットだけではなく、
違った壁の楽しみ方がありますよ!

自然素材を活かし、健康をデザインする。
壁を楽しむ健康住宅思考!

見どころ一覧

 

では、
早速「珪藻土,漆喰」を紹介していきます。

・そもそも「珪藻土,漆喰」とは?

自然素材で有名な壁材は?と聞くと
「珪藻土,漆喰」がよく挙げられます。

自然素材にこだわった住宅で
よく見かける「珪藻土,漆喰」ですが
違いをご説明することはできますか?

その違いは、
「主原料」にあります。

珪藻土の主原料は
「珪藻(藻の一種)」です。

珪藻土は
「珪藻」の遺骸が海や湖の底に
重なってできた粘土状の土です。

積み重なりが多くなることで
様々な色の縞模様になることでも有名です。

特長としては、
耐火レンガの原料に使用されたり、
七輪なんかにも使われており、
身近なところにあります。

使用方法としては、
珪藻土事態には「固まる性質」がないため、
化学繊維や泥と混ぜて採用されています。

漆喰の主原料は
「消石灰(水酸化カルシウム)」です。

「消石灰」という言葉は
馴染みがないかもしれませんが
学校の校庭に白線を引く際に使われています。

これは、
「サンゴ礁」が陸地と一体化してできた「石灰岩」に、
水を加えると「消石灰」になります。

この「消石灰」に
海藻のり等を混ぜたものを「漆喰」と言います。

まとめると
珪藻土は「珪藻(藻の一種)」、
漆喰は「石灰石」からできる「消石灰」が主原料です。

・「珪藻土」のメリットとは?

・自然素材である

珪藻土が
人気の理由といったら「自然素材」です。

人にも自然にも優しい「自然素材」に
こだわりのある方におすすめです。

・調湿効果(漆喰よりも効果が高い)

「調湿」とは
湿度の具合によって、
湿気を吸収したり、放出したりしてくれることをいいます。

これを可能にしているのが
珪藻土の持つ「無数の小さな穴」です。

なんと穴の数は、
木炭の「5000~6000倍」と言われています!

この穴が呼吸をしてくれるおかげで
人間にとって快適な湿度(40~60%)に保ってくれます。

最近では、
お風呂上りのバスマットやコースターに
採用されることも多くなってきました。

また同様の効果を持つ「漆喰」と比較しても
吸湿効果は「約1.2倍」とも言われています。

・消臭,脱臭効果

様々な生活臭を吸収してくれる。

湿気を吸収すると同時に
においも吸収してくれます。

湿度を出すときににおいも出るの?
という方も多いですが
放出速度が遅いため人間には臭わないです。

・高い耐火性能

耐熱レンガや七輪に使用されるくらい
耐火性能が高いです。

融点は、約1,250度と言われ、
万が一燃えてしまった際も有害物質を発生させないです。

・バリエーションが豊富

漆喰と比較すると
色等のバリエーションが豊富です。

漆喰は無機物なため
冬になると「カルシウムイオン」が
表面に浮き出る「白華現象」が起こります。

そのため
白色系のものが多いです。

一方で珪藻土は
「顔料(着色料)」を混ぜることから
数十種類から数百種類の色を出すことが可能です。

アクセントカラーとして、
ブルーやオレンジ等も使用することが可能です。

・「漆喰」のメリットとは?

・自然素材である

珪藻土と同様に「漆喰」が
人気の理由といったら「自然素材」です。

人にも自然にも優しい「自然素材」に
こだわりのある方におすすめです。

・調湿効果

珪藻土と同様に
「漆喰」にも室内の湿度を調整してくれる効果があります。

湿気を全く吸わない
「ビニールクロス」と比較すると
室内の湿気を「10倍以上」
吸い込んでくれる性質があります。

湿度が少なくなると
「体感温度」が下がるため、
「冷暖房効率」が高くなります。

・消臭効果

様々な生活臭を吸収してくれる他に
病気の元になる「カビ・細菌・ウィルス」まで
分解してくれます。

言い換えると「自然の空気清浄機」です!

また「シックハウス症候群」の
原因である「ホルムアルデヒド等」も分解します。

これは、漆喰が固まっていく過程で
ホルムアルデヒドを吸着し分解してくれます。

小さなお子さんやご高齢の方と
一緒に生活をされる方にとてもおすすめです!

・高い防炎性能

漆喰は、非常に燃えにくい壁材で
防炎効果があります。

実は、
「漆喰」は「建築基準法」でも
認められた不燃材料なんです!

万が一火災に遭ったとしても
被害が抑えることが可能です。

・高い耐久性

漆喰は、元々お城の「城壁」にも使われていました。

そのため非常に耐久性に優れています。

「漆喰は長い目で見ると安い買い物」
なんて言われたりもしています。

・「珪藻土,漆喰」のデメリットとは?

・カビが生えることがある

湿度や水分を吸収しやすい反面、
カビが生えてしまうケースもあります。

室内の換気やこまめなお手入れ
忘れないようにしましょう!

・成分によっては、効果半減する

「珪藻土」は「漆喰」と異なり、
塗り壁材でありません。

そのため、凝固剤を混ぜて施工していきます。

この混ぜる凝固剤によって
珪藻土の「無数の穴」をふさいでしまったりします。

珪藻土を採用される際は、
珪藻土の「含有率」にも注意しましょう!

・ボロボロと落ち、掃除が大変

よくポロポロ壁の一部が剥がれ落ちる・・・
という声をよく聞きます。

珪藻土にも漆喰にも
湿気を吸収・放出してくれる効果があり、
ものを擦ると削れてしまったりというケースもあります。

表面がざらざらしていることも
デメリットにつながるかもしれません。

「土壁」というワードをイメージすると
わかりやすいかもしれません。

最近では、
そのような耐久性の高い商品も多くありますので
事前に確認するといいですね!

・揺れることでヒビ入る

塗り壁ということもあり、
地震の揺れや交通振動で壁面にヒビが入る可能性があります。

小さい頃に作った泥団子って
しばらく放置しておくとヒビが入りますよね?

それと似たイメージです。
神経質な方には不向きかもしれません。

対策としては、
重ね塗りができるので気になる方は試してみて下さい。

・汚れやすい

吸湿性が仇となり、
色のついた水が付くと汚れも吸収してしまいます。

クロスでは、気にならないことが
珪藻土・漆喰では、気になることもあります。

・職人さんの力の差がでやすい

左官職人さんの腕によって表情が異なります。

これを魅力と捉える方もいれば、
そうでない方もいらっしゃいます。

中には、DIYで家族で塗る方もいらっしゃいます。
家づくりの思い出作業として、人気があります。

・性能の劣化がある

漆喰は、
空気中の「二酸化炭素」と反応し、
年々硬くなっていきます。

高い耐久性を誇りますが
調湿性能は落ちていくと言われています。

・おすすめの施工場所を紹介

部分的に「土壁」を採用するケースが多いです。

個人的におすすめさせて頂いているのが
「玄関ホール・洗面脱衣所・トイレ・リビング」です。

・玄関ホール

家の顔でもあり、入り口空間である玄関は、
来客の際に与える第一印象を左右します。

またシューズインクローゼット等の採用で
空気がこもってしまいがちにもなります。

そんな空間に採用することで
生活臭や靴のにおい、雨天時の湿気なんかも
調湿してくれます。

・洗面脱衣所

非常に湿気や温度差による結露が多い場所です。

少しでも快適で健康的に生活できるように
洗面脱衣所に採用してみてはいかがでしょうか。

これからの時期に多い
「室内干し」にも効果を発揮してくれます。

・トイレ

トイレには、
常に「消臭剤・芳香剤」を置いていませんか?

「呼吸する壁」を採用すれば、
気になるにおいも抑えることができます。

「消臭剤や芳香剤」の
購入費をいつまで払い続けますか?

実は、長い目で見て節約にもなるんです!

・リビング

やはり採用率No.1は「リビング」です!

人が一番集まる上に
家の印象を決めてしまう場所でもあります。

おしゃれ
かつ
健康的な生活
を送れる素材って魅力的ですよね?

とは言っても、
無敵の素材ではありません。

日頃のお手入れやメンテナンスを怠ってしまうと
効果が落ちてしまったり、
カビが生えてしまうこともあります。

見えないうちについたホコリを払ってあげたり
傷や小さなヒビをサンドペーパーでこすってあげる等して
素材を育ててあげましょう!

日本の気候に合った「自然素材」。

魅力的な面が多い「自然素材」は
いかがでしたでしょうか。

おしゃれに健康に快適に生活を送りたい方はには、
非常におすすめです!

しかし、
一番はご家族の「思い・優先順位」にあった選択です。

皆様の素敵なマイホーム計画が
成功・成就することを願っております。

建築家 おすし。

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